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正直、はじまりはプライベートな気持ちからです。僕の親戚がワールドトレードセンターにオフィスのある会社に勤務していました。1日、2日と経っても情報が錯綜していて、現在でも行方不明のままです。加えて、宗教上のことについては介入できない部分もたくさんあるかもしれませんが、犠牲になったひとりの身内としても、人間としても、民間人をあそこまで巻き添えにすること自体、あまりにもひどいことだと思いました。それが今、世界中に惨禍を引き起こし、あらゆる人たちに影響を及ぼしています。
いったい自分に何ができるのか? このまま、この事件、犠牲になった方々のことを風化させてもよいのか? そんな気持ちになり、ある楽曲を1曲作りました。というより本当に詞と曲が天から降ってくるようにできてしまったという感じです。そして、素直にアーティスト、クリエイターとして少しでも人のために何かできることをしたいという衝動に駆られたというのが正直な気持ちです。
僕らアーティストの音楽を聴いてくれて、ほんのちょっとしたきっかけで、みなさんがいろんなことを考えてくれ、本当にささやかなきっかけだけど、考えてくれることで事件に巻き込まれた人たちが少しでも報われることもあるんじゃないかと言ってくれる人がいて、その言葉に元気づけられて、チャリティーとしてこのプロジェクトをやろうと決めました。
プロジェクトネームは、“songnation(ソングネイション)”です。歌、音楽というもので、国家、国籍などは関係なくあらゆるものがつながっていく、つなげていきたいという意味を込めています。僕はプロデュースというよりは、音楽のほうを担当して、いろいろな進行や制作をスムーズにやるということで、エイベックスのMax Matsuura(マックス松浦 *エイベックス専務取締役 松浦真在人)さんと2人でオーガナイザーという形をとっています。
今回は、2人の呼び掛けに、たくさんのアーティストが賛同してくれています。アーティストはもちろんスタッフも忙しいのに、みんな無い時間をさいて無償で協力してくれています。基本はふたつ返事というか、参加させてほしいという形で、僕もやっていて楽しいし、リスナーの方が面白いと思ってくれればうれしいですね。すごく有名な豪華なアーティストを集めればいいというものではなく、そこに何か関連性というかアーティスト心が入っていないと寄せ集めみたいになってしまいます。その点では、自然な流れでできたと思っています。
3枚のシングルについては、事前にスタッフとミーティングもしましたが、各アーティストからの、こういう機会だからやってみたいという希望も入ってます。たとえば、浜崎さんがKEIKO(ケイコ)に影響を受けていて、一緒にやってみたいと言ってくれたり、倖田來未さんとBoA(ボア)さんはデビュー、音楽性が近い新人であったり、安室奈美恵さんからはラッパーとやってみたいと言われたり。で、m-floのVERBAL(バーバル)さんも面白いと言ってくれたり。だから、僕からこうしてくださいと言って決めたわけではなく、それぞれのアーティストの希望を反映した形になっています。
3枚シングルが出たあとに、みなさんもよくご存じの12組のアーティストたちが参加してくれるアルバムをリリースすることになってます。ここまでをソングネイションとしてチャリティーのプロジェクトとします。そして、僕は国連の親善大使をやらせていただいているので、必ず国連を通して今回の一連の事件のために役に立つように届けたいと思っています。
今回、本当にアーティストの人たちはピュアな気持ちで参加して一生懸命作ってくれています。聴いていただいて、少しでも僕たちのメッセージを感じてくれたら、きっとそれが未来への新しい力になると信じています。
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http://www.avexnet.or.jp/songnation |