Profile

呉汝俊 (ウー・ルーチン) プロフィール

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1963年
中国南京に生まれる。
1984年
中国戯曲学院を首席で卒業、同時に中国京劇院に所属する。
1986年
「京胡」を主体とした「京胡軽音楽」を創始し、中国文化部最優秀作品賞を受賞する。
1987年
北京映画制作の「紅楼夢」に出演、「蒋玉函」を演じ、演技者としても認められる。
1988年
古典楽器「京胡」史上、京胡による、初の独唱独奏音楽会を北京で開催。
1989年
新京劇「淮南王」の監督と劇中の作曲をし、北京にて初演、演出家としても注目される。
1996年
京胡音楽史上初「組曲/三国志」完成。東南アジア・日本にて同時リリース。
1997年
香港返還特別記念番組のテーマソングを、ジュディ・オングとデュエット。
北京人民大会堂でリサイタル開催。作曲家・田村洋とともに「北京の四季」を演奏。
1998年
文化庁主催国際音楽祭、芸能25周年を迎え、福岡サンパレスで記念コンサート開催。
1999年
北京にて中国建国50周年中日民俗音楽演奏会出演。
2001年
北京にて自身の原案による新京劇「楊貴妃と阿倍仲麻呂」で楊貴妃役を演じ、その美しい歌声は「金の声」といわれ、豪華な衣装に身を包んだ艶姿とともに21世紀の男旦(女形)として激賞される。8月〜9月には日本公演を行い、大成功を収める。
2002年
7月、エイベックス・イオからメジャー・デビュー・アルバム「It's For You」をリリース。
8月、日中国交正常化30周年記念事業として、フジテレビジョン主催、新京劇「楊貴妃と阿倍仲麻呂」を日本全国で再演、大好評を博す。
11月、日中合作映画「国姓爺合戦」主題曲シングル「蒼き獅子」発売。
2003年
1〜2月、北京、上海にて自身の原案による新京劇「武則天」で則天武后を演じ、前作の楊貴妃に続き、激賞される。
3月、第17回日本ゴールドディスク大賞「日中国交正常化30周年特別賞」受賞
6月、セカンド・アルバム「夢郷(モン・シャン)」をエイベックス・イオより発売。
2004年
2〜3月、新京劇「武則天」日本各地で公演。大好評を博す。
10月、北京にて新京劇「四美人」初公演。京劇にうるさい北京っ子達をも唸らせるステージにアンコールが鳴り止まないのは無論、各紙は一斉に中国文化の最も注目すべきリーダーとして激賞する。
11月、最新アルバム「愛」をエイベックス・イオより発売。
発売タイミングで中国国家歌劇舞劇院交響楽団を招いての国内ツアーを開催。
2005年
1月、NHK特別大河ドラマ「大化改新」に船恵尺(ふねのえさか)役で出演。
NHK大河ドラマ「義経」の音楽に参加。5月、愛・地球博の中国館ナショナル・デーにゲスト出演
tearbridge recordsより組曲「三国志」DVD・CDを同時リリース。
11月、シアターコクーンにて上妻宏光氏・小林十市氏と音楽舞台を開催。
12月、ベストアルバム『Bridge』をエイベックス・イオより発売。
2006年
4月、コンサートツアー『Bridge』(全国7箇所9公演)を行う。
8月、中国文化部制作の中国劇『白鳥の湖』に主演。新京劇で培った最新の手法で、壮大なスケールになった舞台と音楽は新聞各紙でも激賞される。
9月、第19回JAL東福寺音舞台に出演し絶賛される。
2007年
2月、ニューヨークの国連本部で開催された平和祭典に招かれて演奏、
7月には日中国交正常化35周年記念「音楽歌舞劇“田園”」中国公演に出演・演奏、公演は中国5大都市で開催され各地で激賞される。
8月、北京にて自身で脚本・演出・主演の新京劇第五弾 「七夕物語」の発表公演を行い、テレビ、新聞で一斉に報じられる。
10月には日本にて「七夕物語」日本公演を成功させ、秋の園遊会に招待されるなど、日中文化の 架け橋として、文化を通じた“愛と平和の大使” として世界へ向けた活動が認められている。

京胡(きょうこ) *中国語読みでは ジンフー / jinghu

京胡(きょうこ)

京胡の歴史は古く、もともとはモンゴル族の楽器だったと言われています。今から約二百年ほど前に「京劇」の主席伴奏楽器として演奏されるようになり、歌い手から最高の歌を引き出すのも京胡の演奏次第、と言われてきました。キーとリズムとテンポの全てが、演奏の出だしで決まると言っても過言ではありません。木で出来ていて下の筒の部分(共鳴胴)には鉄が入り安定性の高い二胡と比べても、京胡は竹製で非常に軽く、下の筒の部分(共鳴胴)も竹の筒に蛇の薄い皮を張っただけのシンプルな楽器です。演奏者は軽い楽器が動くのを押さえながら、弦と弓のテンションを指で調整して演奏しなければなりません。弓は数種類の色の違う馬の尻尾の毛を編んで使うことによって、摩擦の具合が程よく調節されています。また、ヴァイオリンなどと違い、生の松脂を溶かし、本体の弓が当たる部分に直接垂らすことによって、常に弓は松脂と触れている状態で演奏されます。激しい演奏中には時折、煙が立ち上るように見えることもあります。弓を挟んで張られた2本の弦はスチール製で、5度の音程で張られています。(呉汝俊はキーの異なる数本を曲によって使い分けています。低いGとDの張られたもの、低いCとGの張られたものなどです。) 温度や湿度の変化には弱く、まるで生きているかのように非常にデリケートな反応をします。

演奏家が演奏する場合、音色を決めるのは奏法だけでは無く、お天気もとても大事な要因となり、優しく美しい音色から太くて強い音まで、人間の声に近い音と言われています。